
こんにちは、HIROXです。
このブログでは、FXトレーダーとして成功し、経済的、時間的自由を手に入れるための自己改革について解説しています。
「もっとお金を稼ぎたい」
「早く資金を増やしたい」
トレードを始めた誰もがそう願うはずです。
しかし、皮肉なことに、その「お金への執着」こそが、私たちを失敗へと導く最大の原因なのです。
あなたにも経験がありませんか?
「絶対に勝つぞ!」と意気込んで金額やLot数を上げた途端に大きな損失を出す。
「少しでも利益を!」と焦って利確したら、その後大きく伸びて後悔する。
これらはすべて、お金に意識を向けすぎた結果起こる「自己破壊的な行動」です。
今回は、なぜお金を追うと逆にお金が逃げていくのか、そのメカニズムと、プロが実践する「お金から自由になるための思考法」について、とあるトレーダーのメモを元に徹底解説します。
なぜお金を求めると失敗するのか?「恐怖」と「欲望」という双子の悪魔
トレードにおける私たちの判断には、常に「感情」が影響しています。
特に強力なのが
「恐怖」と「欲望」という双子の悪魔です。
「これ以上損したくない」という恐怖が、損切りを遅らせ、塩漬けポジションを生み出します。
「もっと稼ぎたい」という欲望が、ルールを無視した無謀なエントリーや、利益を伸ばすべき場面での早すぎる利確(チキン利食い)を引き起こします。
つまり、金額の増減に一喜一憂すること自体が、冷静な判断を奪い、規律を乱す罠なのです。
また、少ない利益で満足できない「承認欲求」も、この悪魔たちと手を組み、私たちを破滅へと誘います。
結果ではなく「プロセス」に集中する
では、どうすればこの悪魔たちから逃れられるのでしょうか?
答えはシンプルです。
お金や結果(pips)ではなく、以下の「プロセス」に集中するのです。
例えば
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成長: 昨日の自分より、規律あるトレードができたか。
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セットアップの遵守: 自分の決めた優位性のあるエントリーポイントまで待てたか。
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自己コントロール: 感情に流されず、冷静に行動できたか。
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規律: 決めたルールを淡々と実行できたか。
といったことに集中します。
伝説の雀士・桜井章一さんは
「勝ちを求める人はその動機や行動に自滅する要素を含んでいる。」
と言いました。
トレードも同じです。勝敗に囚われず優れたプロセスを続ければ、利益は後から勝手についてきます。
リチャード・デニスやエド・スィコータといった伝説のトレーダーたちも、
「いかに感情を排除するか」を重視していました。
彼らにとってトレードとは、
お金儲けのゲームではなく、自己を律するための訓練だったのです。
明日からできる!お金の呪縛から逃れるための具体的アクション
最後に、感情をコントロールし、規律あるトレードを身につけるための具体的なアクションプランをご紹介します。
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金額表示を隠す
MT4/MT5のターミナルに表示される損益額は、感情を揺さぶる最大のノイズです。
表示をpipsに変えたり、物理的に付箋などで隠してしまいましょう。
金額の増減は、月の終わりに確認するだけでも十分です。 -
利確・損切り後の値動きは見ない
「利確した後に伸びた…」「損切りしたら反転した…」これは精神衛生上、最悪です。
自分のルール通りに決済したなら、そのトレードは成功です。
すぐにチャートを閉じるか、別の通貨ペアに切り替え、一切気にしない訓練をしましょう。 -
トレード日記には「行動」を記録する
今日の損益を書くのはやめましょう。
代わりに、「ルールを守れたか?」「感情的にならなかったか?」といったプロセスを記録します。
金額ではなく、自分の行動の質を評価するのです。 -
感情が揺れないポジションサイズで戦う
ドキドキするような大きなLot数でのトレードは、すでに感情に支配されています。
自分が「負けても仕方ない」と心から思える、冷静でいられるポジションサイズでトレードを続けましょう。
まとめ
お金を追いかければ、お金は逃げていきます。
しかし、お金から意識をそらし、
自分自身の成長と規律にフォーカスすれば、お金は自然とあなたの元へ集まってきます。
トレードは、単なるお金儲けの手段ではありません。それは、自分自身と向き合い、感情をコントロールし、人間として成長するための最高の訓練の場です。
今日からあなたも、金額を見るのをやめて、自分の「プロセス」に集中してみませんか?その一歩が、経済的・時間的自由への最短ルートになるはずです。
成功にとらわれるな、成長にとらわれろ。
本田圭佑