今回は禁煙についての話になります。
一見、トレードと関係ない話のように感じるかもしれませんが、
あながちそうとも言い切れません。
なぜなら、自分で決めたことを絶対に、
確実に遂行するという技術はトレードには不可欠だからです。
そこで前回の話の続きですが、禁煙する事を決意した私。
どのようにしてこの最難関プロジェクトを成功させることができたのか、
お話させていただこうと思います。
さて、ちょっとやってみようかなーっと思い立った私は、
さっそく役に立つアプリはないだろうかと検索してみました。
すると、出てくる出てくる、
禁煙と検索するだけで関連するアプリが山のように出てきました。
今は何でもアプリでありますね~。
昔、大学生の頃に禁煙した時は
スマホなんてなかったから根性論でやるしかなかったんですけどね~。
それで、適当に4つほどアプリをダウンロードして使ってみました。
大抵のアプリは禁煙時間を計測して、
何本禁煙できたか、それによりいくら得したか、寿命はどれくらい伸びたか、
そういうアプリが多かったです。
そんな中で私が特に影響を受けたのが、
「禁煙SWAN卒煙の正しい知識を」
というアプリでした。
これ、何がいいって禁煙するための知識やアドバイスを最初に
読まないと進めないんですけど、それがすごくいい事が書いてあって、
読んでるうちに何で吸ってたんだろ~って気持ちになってくるんです。
そして最後の一本を吸って下さいって出るんです。
最後の一本を一人で、肺の隅々まで味わって、それで禁煙開始するってボタンを
自分でタップするんですよね。
この、卒煙式ともいえる儀式が今思えば本当によかった。
私は本当にこの一本を最後に一本も吸っていませんし、今では吸いたいとも思いません。
1本吸って心残りはもうない!って状態で
ゴミ箱にモクモクセットをぶち込んでやりました。
しかし!
なんとなく分かると思いますが、決意した後がまあキツイ。
ことある度に吸いたくなってイライライライラ・・・。
でもね、「イライラを解消するために吸う」のではなく、
「もう一生イライラしないために吸わない」ってことを決めたんです。
なぜ、お金を払って不健康にならなければならないのか。
なぜ、お金を払って定期的にイライラさせられなければならないのか。
なぜ、お金を払って常にパフォーマンスが落ちている状態にならなければならないのか。
なぜ、お金を払って煙の奴隷に成り下がらなければならないのか。
そういう風に考え方をシフトし続けました。
トレードで最適な判断を都度するために障害になっていると決めつけました。
それでもどうしようもなく吸いたいときは、
最初1,2か月ぐらいは、
匂いのついた水蒸気を吸い込むやつで何とかしのいでいました。
使い捨てで色んな味のやつがたくさん売ってるんですよね。
エナジードリンク味とか。
これはこれで体に影響ありそうですけど、
ニコチンとタールは入っていないんでギリギリセーフですかね、、、
そのうちそれも徐々になしで平気になってきて、
3ヶ月超えたあたりから、全然吸いたくなくなってきました。
吸う夢は毎日のように見てましたけど、、、
で、周りには禁煙翌日から
「禁煙してます。」ではなく。
キッパリ、「止めました。」もしくは、初対面の人には「私は吸わない人間です。」と言っていました。
もう、断固たる決意です。
という具合に見事、最難関と思われていた卒煙に成功したというエピソードでした。
これによってトレードどういう影響がでたのか。
包み隠さず言うと、即効性はないと思います。
ですが、自分に自信がものすごく付いたのは事実ですし、
その気になればやれるっていう実績ができたので人生においてかなりプラスに作用しているのも間違いありません。
しかし、それがトレードにすぐに結果として現れるかというとそうではない。
ここまでやっても、即トレードがうまくなるほどトレードは甘くはないってことですね。
長期的な目線で考えれば間違いなく上達はしていますし、ルールも守れる確率も高まってきています。
しかしそれだけではないんです。本当に有事の時にルールを執行できるかどうかは脳の仕組みも大きく関わってくるんです。
じゃあ禁煙なんてわざわざしなくてよかったじゃんって思うかどうか。
私はいっさい思いません。
確実にプラスになっているし、成長できたことは事実。
自信がついたのも事実。
トレードに少なからずいい影響があったのも事実。
トレードで勝ち続けるためには、考え方のクセや行動のクセを地道に改善していく必要があるのです。
その辺の話はまた今度。
最後に、私は禁煙を押し付けるつもりも、喫煙者を非難するつもりも一切ありません。
むしろ、止められない気持ちや吸い続ける気持ちは自分にはとてもよく分かります。
今回の記事は、ただ単に自分が止めるに至った経緯と考え方を参考に記載したものとなりますのでご了承ください。