知らないと兼業トレーダーは永遠に勝てない!夜のトレードが超危険な理由とは!?

こんにちは、hiroxです。

このブログでは、FXトレーダーとして成功し、経済的、時間的自由を手に入れるための自己改革について解説しています。

夜のトレードは脳にとって最も不利な状況

会社勤めのサラリーマンであれば、通常昼間は仕事し、トレードは帰宅後の夜に行う方が多いと思います。

サラリーマンがデイトレードで成り上ろうとしたら、
平日24時間いつでもトレードでき、かつ少額から始められるFXを選ぶのは当然ですし、そうなると必然的に夜トレードをすることになります。

しかし、この「夜トレードをする」という行為が、最も不利な状況であるということに多くの人が気づいていません。

最も不利な状況とは、
自分自身のコンディションにとって最も不利な状況であり、

もっと具体的にいうと、脳にとって最も不利な状況なのです。

脳の構造について

まずは脳の構造について少しお話ししましょう。

人間の脳は、大脳、小脳、脳幹の3つの部位からできています

そして、大脳は中心付近が大脳辺縁系と呼ばれ、外側が大脳新皮質と呼ばれています。

大脳辺縁系は生きていくために重要な生命維持や本能に関する部分であり、その一部に扁桃体と呼ばれるアーモンドのような形状の部分があります。

大脳新皮質の中の前側を前頭葉といい、そのさらに前方、額の方の部分を前頭前野(前頭前皮質ともいう)といいます。

扁桃体の働き

扁桃体は、感情や直観力、ストレス反応等の役割があり、主に「恐怖」や「不安」「緊張」「怒り」などの感情に関わっています。

また、情報が命に関わるものであるかを一瞬で判断し、闘争するか逃走するか、いわゆる情動反応を起こします。

例えば、ライオンに出くわした時に戦うか逃げるかとっさに反応する部分です。

脳の中心付近にあるので、進化の過程でも非常に古い脳であり、生きるために必要な反応を司ります。

 

 

前頭前野の働き

前頭前野は、意思や判断など、人間の行動をコントロールする役割があります。

やるべきことをやる力、やるべきでない事をやらない力を担っている部分であり、
人を人たらしめる根幹の部分となります。

 

 

前頭前野 > 扁桃体 の状態

では、トレードでやらかしてしまう時に脳内はどのような状態になっているのかというと。

 

扁桃体が優位になり本能的、動物的、感情的になって暴走している状態です。いわゆるもう一人の自分、(自分B=hirox Blackと名付けました)が出てきてしまっている状態です。

 

当然この状態は望ましくないため、本来の冷静な状態の自分を思い出す必要があります。

それは前頭前野が優位な状態、人間的な状態です。(自分A=hirox Angelと名付けました)

 

そして、自分Bから自分Aへ戻すには前頭前野のエネルギー(意志力)を大きく消耗するのです。

 

意志力は朝起きた状態が満タンで、些細なことでどんどん消費していきます。

夜には意志力はカラとなっており、判断力が著しく低下した状態でトレードを行っていることになるわけです。

当然、ひとたび自分Bの出現を許したのであれば、正常な判断はできず、そのままやられてしまうわけです。

 

 

もうひとりの自分、自分Bの特徴

私の場合の自分B、hirox Blackの特徴をいくつか紹介しましょう

・一旦エントリーすると自分が正しいと思い込む。

・チャートが逆行しても受け入れない。

・都合のいい解釈のみ受け入れる。

・根拠ない希望になぜか絶対的な信頼をおいており、戻ると信じている(だが戻らない。)

・ストップロスで損切りするから大丈夫と思っているが、簡単にずらす。

・最終的に負けが確定する(強制的にロスカットされる)と原因は相場や第3者にあると思い込む。

・現実を受け入れず自分は間違っていないと思っている。

・恐怖と怒りに支配されており状況を客観的に判断できない。

・その瞬間に何をすべきか理解できない。(理解しようとしない。)

・過去に切り抜けられた事があるから大丈夫と思っている。

・ナンピンをひたすらすればいずれ助かると思っている。

・なぜか今回だけはルール破ってもOKと後出しでルール変更する。

・長い目でみれば上昇トレンドだから何日かすれば戻るはず。と突然意味不明な解釈を付け加えてスイングトレードに変更する。

 

どうでしょうか、

このように、とにかく著しくIQが低下しています。

そんな状態の自分がリアルタイムで、心理的バイアスだのプロスペクト理論だの、トレードルールだの考えられるわけがありません。

致命的な損失を出す前に、いかに、

「今自分が自分Bになっていることに気付き、自分Aに1秒でも早く戻れるかどうか」
が重要なのです。

 

それを左右するのは前頭前野の力、つまり意志力というわけです。

 

 

意志力のコントロールを意識する

では、どのようにすればいいでしょうか。

考えられる対策は以下の3つです。

 

・夜にトレードしない。
・意志力を高める。
・意志力を節約する。

 

一つ目の夜トレードしないというのは可能であれば一番手っ取り早いです。

特に朝トレードできるのであれば意志力も満タンであり望ましい状態です。

しかしながら、仕事の関係上、夜以外にトレードする時間はないという方も多いのではないでしょうか。私もその一人です。

 

そういった方にお勧めなのは、2つ目と3つ目の「意志力を高める」と「意志力を節約する」です。

 

前頭前野は20歳前後まで成長を続けています。

さらに、意志力は、筋肉のようにその後も継続的に鍛えることが可能なのです。

 

意志力の鍛え方には色々ありますが、最も簡単でお勧めな方法が、

 

瞑想です。

 

毎日5分でもいいから続けるだけで

確実に意志力が強化され、自制心が高まっていることを実感できます。

 

次に、意志力を節約するとは、

脳の負荷、無意識にオートで行われている判断等をなるべく減らして日々生活するということです。

 

例えば、部屋が汚れていたり、机の上に物が散らかっていたりすると無意識に脳は次のような判断を繰り返しています。

 

ここ汚れているな、でも今は掃除しなくていいか、
明日やるか、いや年末にまとめてやるからいいやって先週判断したか。
机の上に使っていない資料が並んでいるな、今は使わないけどいずれ使うからとりあえずおいてあるんだっけ。
でもちょっと邪魔だな、今度片づければいいか。
あれ、今度っていつだ?まあいいやまた来週にでも考えよう。

 

など、無駄な判断を高速で無意識にしていることを毎日毎日繰り返して貴重な脳の意志力を無駄使いしてしまっているのです。

 

 

まとめ

 

 

1.トレードには意志力が必要。
2.意志力は朝起きてから徐々に減っていく。
3.意志力は鍛えることができる。
4.意志力は節約することができる。

 

 

今回の記事の参考となる書籍はこちらです

より深い部分が気になる方は是非お読みになってみてください。

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